Shanghai Natural History Museum

 

私たちについて

      上海自然博物館(上海科学技術館分館)は上海市静安彫刻公園内に位置し、建築面積は45,257平方メートルで、展示教育サービス面積は32,200平方メートルである。年間延べ80-120万人の観客を受け入れ、上海市の重要な科学普及教育基地と公衆社会文化交流プラットフォームになる見込みだ。
      上海自然博物館の建物のデザインは「螺」の構造からインスピレーションを得ており、緑色の螺旋状屋根が、公園内からゆっくりと昇り、静と動を両立し、まるで「緑の螺」のようである。建築は「人間本位」の設計理念を貫き、「山水花園」の設計スタイルを融合させ、「自然生態」の設計手法を採用している。中心景観エリアにある160種以上の植物が島状に分布し、まるで「原生林」のようで、大きさ様々な5つの「池」と合わせ「山水庭園」を形成し、伝統的な建築文化を継承している。屋上緑化技術は良好な断熱?保温機能を持ち、年間節電量は24万キロワットに達する。さらに「緑の螺」は省エネ包囲構造、省エネクーラー技術、太陽エネルギー総合利用、高大公共空間の気流組織、自然光導入技術、雨水回収システム、エコ省エネ集中制御管理プラットフォームなど7つのシステムを採用し、建築物全体とともに国家グリーン建築評価標識の星級基準に達した「グリーンエコ建築物」を構成している。
      上海自然博物館は「自然?人?調和」をテーマに、「進化の楽章」、「生命の絵巻」、「文明の史詩」という3つの中軸を通じて、起源の謎、生命の長き河、進化の道、大地探珍、多彩な生命、生態万象、生きる知恵、人地の縁、上海物語、未来への道など10ヶ所の常設展示エリア及び臨時展示ホール、4Dシアター、探索センターなどの関連機能エリアを設けている。七大陸からの11000点余りの標本モデルが展示され、そのうち希少種の標本は1000点近くある。1500平方メートル近くのウォークイン式復元シーンは、生命力に溢れるアフリカ大草原をリアルに再現する。「時空を越える集い」という大型標本アレイには、古今東西200点以上の有名動植物の標本が集結する。「白亜紀を脱出」など5つの没入型劇場は、進化史上の大事件を再現する。「自然の窓」など26組の生態景観復元ボックスは、自然博物館の有名展示に敬意を表する。400個のビジュアルメディアと1セットのオンライン博物館システムは、セルフメディア時代の観客ニーズを満たす。1500組の科学絵画は、芸術と科学の融合を直観的に伝える。300平方メートルの生体養殖エリアで、至近距離で自然に触れることができる。1200平方メートルの「探索センター」は、観察と発見、実験、対話と交流の楽園を構築する。「自然史詩」というマルチメディアショーは、科学技術と人文を一体化した芸術の盛宴を作り上げる。
      上海自然博物館には、華東地区ないし全国及び世界各地からの自然界と人類の歴史的遺物を含む28万点以上の所蔵品がある。それぞれ植物、動物、古生物、地質及び人文の5つの種類に属し、そのうち植物標本は15万点余り、哺乳類標本は4千点余り、魚類、鳥類、両生類と爬虫類は各1万点余り、昆虫標本は3.3万点近く、その他無脊椎標本は5万点余り、地質標本は5千点余り、古生物は8千点余り、人文民俗類は3500点余りである。
      新たに設立された「自然史研究センター」は、豊富な所蔵標本を基礎とし、自然史を主な研究内容とし、都市生態と生物多様性、地球の「三極」生物、進化と比較生物などの研究に取り組んでおり、自然博物館の収蔵、展示、教育に学術的サポートを提供する。科学研究者は自然界及び人類の遺物を保存し、標本を利用して学術研究を行うことで、生物多様性の発生?発展?維持メカニズムを明らかにし、生物及びその環境の進化に対する理解を増進するとともに、展示陳列と教育活動を通して、所蔵品の科学的内包を伝え、科学的方法と科学的精神を広める。
      上海自然博物館は様々な対象者に向けた、多次元?立体的な教育システムを構築しており、問題志向の教育方式、人間本位の自主学習、動的で開放的な知識システムを利用し、観客が過去を探究し、現在を把握し、未来を考えるように導く。常設展示エリアの実験室、研究室、教育活動拠点のほか、地下2階にある「探索センター」は館内に特設された教育活動の場所で、児童、青少年、学生団体、親子団体が主な対象となっている。博物館の特徴的な展示資源を活かし、学校の授業内容と結びつき、独自に開発した教育カリキュラムは、学生の趣味をしっかりと踏まえ、ほぼ全学科?部類をカバーしている。活動形式は伝統的な授業の他、観察?記録、実験、テーマ実演、ロールプレイ、討論?対話など種類が豊富である。またインタラクティブな学習方式も導入し、対象者の科学的探究の方法、自主的学習の態度、根源を追う探求心を育成する。
      上海自然博物館には実体博物館のほか、案内と教育を主な機能とし、ウェブサイト、アプリ、ウィーチャットという三つの応用モジュールが含まれるオンライン博物館応用システムもある。同システムは位置感知に基づくローミング式WiFi測位により、拡張現実やインタラクティブ体験などの新メディア技術により開発された資源を融合し、観客にリアルタイムのスマート案内と教育サービスを提供する。観客は展示会場でアプリを使いリアルタイムで学習し、専門家とオンラインで交流?討論を行い、テーマ見学ルートを設定し、任務に基づき興味のある化石標本を探すことができるほか、博物館を出た後に公式ウェブサイトで見学記録を調べることができる。同システムはPC、スマホン、PADなど多端末からのアクセスに対応し、ユーザーUGCモードと専門家PGCモードを結合する方式により、オンライン資源の自己成長を実現する。
      自然の旅を始め、自然の美しさを発見し、自然の真の意味を悟る上海自然博物館へようこそ!

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